スタートアップに転職する際の本当のチャンスやリスクをみんな理解していないかも、と思った


蒸し暑い季節になってきましたね。この季節になると年1回くらいは熱中症で倒れている石倉です。今年は倒れずに無事過ごせるように水分たくさん取って毎日生活しております。

 

全く関係ない話になりましたが…さて、本題です。

仕事柄多くの転職希望者、特にスタートアップと呼ばれるような企業への転職を目指している、希望している方とお話しすることが多くあります。(弊社では人材紹介はやっていないのですが、個人的にも転職相談を受けることが多いので)

 

そういった中で感じるのは「みんな結構スタートアップに転職するとはどういうことか?」「どんなチャンス、逆にリスクがあるのか」ということを本当の意味で理解していないのではないか、と感じます。人材紹介会社の担当の人に相談してもずれてしまっているというか、本当のリスクなどを説明してもらっていないことがほとんどだなと思います。(人材紹介会社の人もスタートアップで働いた経験ある人が少ないので仕方ないところもあるんですが…)

 

 

 

スタートアップに転職するとはどういうことか?

 

 

 

大手企業やその他の安定している企業とスタートアップと呼ばれる会社に転職すると何が一番違うか、、

 

 

それは

 

自分の仕事内容、チャレンジできる機会、年収など全ての要素が「会社(事業)が成長するか」というボラティリティの高い1つの要素に左右される、ということ、です。

 

 

よく「裁量権」「仕事を任せてもらえる」という理由でスタートアップに転職しようとする人がいます。一見筋は通っているように見えますが、これだけだと不十分です。なぜか?

 

「仕事を任せてもらえない」スタートアップなんてないから、です。

スタートアップは常に人が足りません。人よりも仕事の方が圧倒的に多い状況です。そんな中で任せられないことなんてありえません。そういう意味では確かに仕事は任せてもらえるのですが、どんな仕事を任せてもらうといいのか?という視点が抜けています。

 

 

 

大事なのは「仕事を任せられているか」ではなく、「どんな仕事を任せられているか」、です。

雑務や誰もやらない仕事をしっかりやることはめちゃくちゃ大事ですが、スタートアップにいってチャレンジしたい、成長したいと思っているようであれば「今の実力だったら本来できないような仕事」を任せられているか、がとても大事です。

 

 

今できることをずっとやっていても残念ながら成長はしません。今の実力だったらできないようなことにチャレンジし、成功や失敗を繰り返すうちに力がついてくるものだったりします。

そういった意味でも「今の実力よりも上の仕事を任せられるか」はとても大事。

 

 

 

スタートアップ転職の本当のリスク

 

 

もっと大事な視点があります。

それは「今の実力よりも上の仕事を任せられるかどうか」は、会社や事業が成長しているのか、伸びているのかに左右されます。

 

想像してみるとわかりやすいのですが、

メルカリの立ち上げ時に転職した人は最初はプロダクト作りに集中していたでしょう。ただ事業がめちゃくちゃ伸びて会社が成長したことで、プロダクト作りだけではなく、マネジメントや部署の立ち上げ、海外展開etc…今までのキャリアにないことでもどんどん挑戦せざるを得なくなり、結果どんどん「実力以上のことを任される機会が最大化」します。

 

逆に出したプロダクトが泣かず飛ばずだった場合、今も必死にプロダクト作りのままである可能性が高い。

 

別にプロダクト作りがダメで海外展開がいい、という話ではなく、事業が成長しないと会社に役割やポジションが増えず結果としてやることが変わらない、ずっと同じことを小さい規模でやり続ける、というリスクがあることは確かです。

 

 

 

これは年収においても同じです。

スタートアップへの転職では年収が下がって転職する人も多いと思います。大手や資金がある会社だと自分が成長したり成果を出すと年収は上がっていたと思いますが、スタートアップでは自分がどれだけ活躍しようが成果出そうが、事業や会社が成長していなければ残念ながら年収は上がりません。(もしくは上がっても上がり幅は低い)

当たり前ですが、給与のための原資が増えなければ払えないですから。。

 

 

よくスタートアップに転職する際に「年収下がるのは仕方ない。その代わりどういう成果を出したら年収上がるのかを知りたい」などとおっしゃる方がいます。気持ちはわかります。

しかし、そういう方はスタートアップにおいて年収がどれだけ上がるかは、個人の活躍 < 会社や事業の成長、であることを理解できていないのかもしれないな、と思います。

 

 

それでもスタートアップは楽しいよ

 

 

今までお伝えしてきたようにスタートアップ転職においては「会社、事業が成長するかどうか」が最も大事なファクターであり、それがないといつまでも「小さな会社で給与安く働く」ことになってしまいかねません。

 

それでも個人的には

「リスクをとっても成長したい、成し遂げたい世界がある、挑戦したい」そう思う人にとってスタートアップは楽しい場所です。周囲の人もしっかり考えている人も多いですし、日々仕事で試行錯誤しながら新しい常識や世の中の不便なことを解消していく、それが広がっていく世界を見れることはなかなかエキサイティングでもあります。

 

 

そんな風にスタートアップに行きたいな、そう思っている人に1つだけお伝えするとすると、

 

スタートアップいくのであれば「早ければ早いほど、人数が少なければ少ないほど良いです。スタートアップはどのステージで入ってもカオスはカオスです。正直5人でも50人でも100人でもカオスです。そのステージに必要なものを整備している前にガンガン前に進んでいくのでカオスでい続けることがほとんど。

 

そんなカオスにどうせ入るのであれば人数が少なく初期であればあるほど面白いし、チャンスも多い、そう思っています。

 

 

もちろん全てに当てはまるわけではないですが、スタートアップでは事業が成長してくるとどんどんチームが増え、役割が増えてきます。その時に誰が抜擢されるか、もしくはされやすいかというと「前からいて頑張ってくれている人」「初期から頑張って信頼を勝ち得ている人」です。

 

中途採用で専門性の高い人を採用する、といったことがありますが、中途採用で入ってきた人と元からいる人でほぼスキルが一緒であれば高い確率で「元からいる人」が選ばれることも多いかな、というのが実感です。

 

 

私も社員数名の頃のリブセンスに転職し、一部門の責任者としてIPOの経験をさせていただきましたが、それもひとえにあのタイミングで入ったからだろうなーと思うことがあります。IPO前でも私の後に優秀な人が続々入ってきました。それでも私が責任者でいたのは「入社のタイミング」という要素も大きいのではないか、と今となっては思っています。(もちろん早くいるからといって全員が抜擢されるわけではないですが…)

 

 

運よくすごいスピードで成長するスタートアップに入り、実力以上の仕事を任され続けていくことで結果として自分の力も上がって行きますし、キャリアとしてとても魅力的なものになることが多い。そうならないリスクも大きいですが、それでも自分で自分のキャリアを切り開いて行きたいと思う方がスタートアップにチャレンジすることが増えたらいいなーと思っています。

 

 

 

 

今日は以上です。

 

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