採用の未来


会社としてスタートアップ、ベンチャー中心に採用支援を事業としてやっているのですが、現在の採用活動を取り巻く構造というか仕組みはもう「破綻」してしまっているんじゃないかなと思うことが増えました。

 

売り手市場が続く中でなかなか人が取れず、こういった景況感なのでHR系の新しいサービスがたくさん出てくるわけですが、最近のサービスのほとんどは「人事が頑張って運用すること」を前提に作られていることが多かったりするんですが、、、

そういった媒体はダイレクト採用と呼ばれる手法が一般的に広まれば広まるほど、本来は嬉しいはずですが、ダイレクト採用=候補者に直接人事がアプローチすること(スカウト送ること)を推進すればするほど、人事は工数負荷が増え、疲弊し、大事なことよりも運用に時間を使う、そんな構図になってしまうというジレンマを抱えてしまいます。

 

 

採用現場で起きていること

 

 

人事、採用担当としてはもちろん採用しないといけないのでさまざまな媒体や手段を使うのですが、採用候補となる方が一定数存在し、大勢にアプローチ可能、コストも抑えることができるなどの理由で「スカウトができるダイレクト系媒体」を使うという選択が増えるわけですが、こういった媒体は人事が頑張って運用しないといけません。

 

具体的にいうと、

このダイレクト系媒体に登録している採用候補者の中から自社の要件に合う人を探し、スカウトを送る、1つの媒体でダメなら他の媒体のスカウトも実施する、、そのようにどんどんスカウトを送らないといけない媒体を増やし、工数がどんどん肥大。。。

もちろんそれ以外にもやることはたくさんありますから、人事の労働時間はどんどん伸びていく。。仕事柄、人事業務をやっている友人も多いのですが、この作業「どこまでやり続けるんだろう」と思っている人も少なくないんじゃないか、と感じます。

 

しかもこの構図、人事だけではなくエージェントも一緒なんですよね。

エージェントも転職媒体のDBにスカウトを何百件も送り、面談を1ヶ月何十件もしてやっと1人紹介できる。。人事ができない分のスカウトをエージェントが代わりに送ってくれている、その代わりに採用が決まった際に35%程度の手数料をいただくビジネス、になっていたり。

 

 

そして残念ながらこれだけ多くの人事やエージェントがスカウト送付合戦になっているので、求職者の方へはびっくりするくらい多くのスカウトが届きます。

もちろん、スカウト来て嬉しい!という方もいるでしょうが、「あのサイトに登録したらスカウトめっちゃ来るんだけど。。」「スカウト来すぎてうざい。。」そう思っている求職者の方が圧倒的に多いんじゃないかと思います。(私も個人的にスカウトすごいたくさん来ていい思いしないし…)

 

 

人事やエージェントも疲弊する、届く人にも良い体験を与えられない、、、

そんな採用市場における現状はすでに仕組みとして「破綻」しているんじゃないか、そう思うことが増えました。すごく残念ですが。。。

 

 

採用したいんだから頑張って当たり前、を疑う

 

 

もちろんこれだけ人が採用できないので人事が頑張らないといけないのですが、

採用したいんだから人事が頑張って当たり前」という前提を疑っていかないといけないかな、と。

 

むしろ中長期的には「人事が運用頑張らないといけない」状態を脱することを考えていかないと、いつまで経っても本当にやらないといけないことや考えないといけないことに時間なんて割けないし、世の中で言われているCHROみたいなレイヤーで活躍してくる人も出てこないと思ったり。。だってオペレーションを気合いでやれちゃう人の方が成果出てしまいますしね。。。(それはもちろん素晴らしいことなんですけど)

 

 

歴史的に見ると、採用媒体は「人事何もしないけどお金高い」から「人事頑張るかわりに安い」という流れに変化していますが、人事がたくさんスカウト送ることと金額はトレードオフではないんじゃないかな、と。。

 

 

 

スカウトをたくさん送ることを頑張るのではなく、従業員が働きやすい環境を作る、エンゲージメントを高める、良いサービスをつくる、など本来会社がやるべきことに時間を注いでいたら採用もできる、そんな未来をどうやったら作れるか最近ずっと考えています。

 

誰か同じようなこと考えている人いたらディスカッションしましょう。

今日はこのへんで。

 

 

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